Faster,PUSSYCAT! ROCK'N'ROLL! ROCK'N'ROLL!

pinosaku2004-02-10

 巨乳マニア・ラス・メイヤーメロン記念日を好きになる気がする。いやメロンヲタになる絶対。当然斉藤さんヲタだろう。

「他のメンバーはおっぱいちっちゃいからねえ」

とメロンのギグがハネたあとビールかっくらいながら語るはず。

 ラス・メイヤーは「性」と「強い女」を描いた映画監督として有名で、なぜここでこいつを引っ張り出したかと言うと、DVD「’03クリスマススペシャル超渋メロン」から「性・強い女」を感じ取ったからかもしれない。

 メロン記念日の曲はしばしば「強い女」が歌われることがある。『This is 運命』の女性は男性に対して明らかに優位に立ちながらも、「一生つきまとってあげましょうか」という依存の気持ちも持つと言う矛盾があったり。『かわいい彼』では優位に立つことで愛を感じている訳だ。また『さぁ!恋人になろう』はタイトルだけでもその位置づけがはっきりと女性主導であることが分かる。

 また、「性」の表現も見逃すことは出来ない。メンバー斉藤瞳は「セクシー担当」ということでメロン記念日の「性の象徴」として存在しているし、『かわいい彼』では「沖縄の旅行で分かったの、何もしない人って・・・」と明らかにこの「何」はSEXを表していることが分かる。『ガールズパワー・愛するパワー』の「したいときはしよってのが当たり前」っていうのも意味深だし『MI DA RA 摩天楼』も「シーツの中は摩天楼」「乱れた心が懸命に愛をまっすぐ伝えてる」というSEXを喚起させる言葉が歌われている。
 もちろん、その真逆だってある。『赤いフリージア』は「純潔」がテーマであるし、『香水』は男性優位な弱い立場でありながら「些細な抵抗」をすることで些細なことが鮮明に浮かんでくるのである。

 本編最大の山場『遠慮はなしよ!』→『さぁ恋人になろう!』→『This is 運命』でレザーなステージ衣装をまとい、力強くステージを盛り上げる(男達を手玉にとる)彼女たちはラス・メイヤーの描くセクシーで強い女性そのものだ。

 そんな作品とパフォーマンスを彼女たちは持っているのだ。そして私はそんなファスター・プッシーキャットの手玉にとられてしまっている。
 
 それと、なんだかんだ「性」だの「女性」だの語っちゃったけど、俺童貞なんだよなあ・・・