おとめ組 松戸

 楽しかった。
 これには私の身に現実的すぎる出来事が続いていたからかもしれない(更新ペースからお察しを)。市内を走るバスもモーヲタにジャックされ運転手はその出来事を把握しきれてはいなかった。
 私はそういった軽いパニックが好きだ。Mかもしれない。「おれって今ヤバいよね」そういう状況を簡単に楽観視できてその上快楽を感じている莫迦だ。
 会場入りし客入れBGMで温まっている所にモーヲタさんたちのOADだよ。
「曲に合ってねえよ」そんな事が逆に気持ちいい。
 暗転とともにボッキリとサイリ×2(青)を折ってスタンバイだ。
 この時私は2日連続オールの代償「睡眠」を奪われていたためもうイキまくっちゃってる。
 だんだんスキルが付いて来た道重にちょっと嫉妬しながらも『友情〜心のブスにはならねえ〜』のソロパートを受け止めつつフライング気味に心の中で拳を高く突き上げていた。
 そしてミキティの振り切れんばかりのシャウトで再びイッてしまった。この娘。は何でこうも俺をイカし続けるんだ。ポップな空間で彼女ただ一人が放つ泥臭いロックンロールの香りが私の鼻腔と愚息をくすぐり続ける。
 そして、”のの”のファンキーグルーヴが腰の動きを加速させ、梨華ちゃんの現実離れした歌声(いい意味でも悪い意味でも)が気持ちを非現実的な物へと駆り立てる。麻琴の素朴な陽気で再び現実世界のあたたかみに触れ、れいなが猫なで声で飼い主の私を呼んでいる。圭織の何度も昇天する私をやさしく妖艶にまた誘う。
 何度イッてしまったのだろうか。幾度も体内から液体が噴出していた。

(汗だよ・・・)