サヨナラのLOVE SONG 「剛球一直線」

pinosaku2004-03-16

ちなみにミュージカルには行ってませんのでその辺の事情は抜きで書きます。

 松浦の『The last night』ほど「聴かせる」事ができる程洗練されてないのが残念。ヲタ以外に売る気があるのかと再び事務所を批判するポーズを形上しておきます。
でも、カップリング『DANCE DANCE DANCE』と『ジュニアLOVE。』は秀逸。後藤真希の真骨頂、ハロプロお家芸の歌謡ディスコ。
 先入観があると言われかねませんが私にとっての後藤真希はミラーボール星人にミューティレーションされてしまった少女で、『LOVE マシーン』『恋のダンスサイト』のショックが大きくて、最近だとアルバム『2ペイントイットゴールド』の『ペイントイットゴールド』がベストなんですよ。私の両親がディスコ世代でそういうレコードが腐る程あったからそういうのが好きなんでしょうけど。
 それでも『スクランブル』とか『うわさのSEXY GUY』が好きで聴けるのはこれらが「変化球」として一級品のキレがあり、十分勝負球に成り得たからで、投手・後藤真希の生命線のストレート(歌謡ディスコ)があったからこそ活きた鋭い切れ味の変化球であったのに、今回のタイトル曲はキレも相手の裏をかいた変化もない棒球、「ここにさえ投げておけば大丈夫」という安直な捕手のリードがあったと言える。
モーニング娘。は投球の幅の広い継投の妙を持っているのに対しソロは一人でマウンドを守り抜く為の勝負球が必要だ、そして後藤真希はそれを持っている、しかも超一級品の。
 一点もやらないそんな度胸を見たかった。そんなリードをして欲しかった。