メロン記念日スペシャルライブ 2004 〜ボーナス!〜千秋楽

通学先からいつものように自転車で中野へ向かうが勿論気持ちは弾む。
哲学堂あたりのうざったい坂道もスキップスキップ。

夕飯は牛丼騒動も何のその豚肉入り牛丼を販売した骨のある店「牛丼太郎」で早めに済ます。
小さな店内のトイレから高確率でメロン色Tシャツの衆が出て来るのが面白く。バイトの外国人の方は何のおまじないだろうと思った事だろう。

早めに着いて暇だったから開場を待つ列に並んでおいたがこれが吉!
限定Tシャツをギリで購入できた。
んー、ださいねえ。
超渋のはかっこいいんだけどなあ。

結構楽しみにしている恒例の「客入れBGMチェック」
なんだかヒップホップみたいな流行りな感じの曲だった。
もっと暑苦しいくらいの骨太ロックでもよかったかなあ。

客電が落ちてメロンロックショウスタート

いきなり来ましたか『さあ、早速盛り上げて行こか〜』
やっぱり来ましたね。でも後奏のウォーって拳上げまくりの所がカットされてて残念。
ホールよりスタンディングで盛り上がらなきゃ楽しめない曲だな。

前半でアンセムThis is 運命」や「さあ!恋人になろう」を持って来るってのがなかなかいいって評価が多いみたいだけど、私的には「温まりきれない」感はある。温まり方が熟練ヲタと一般の来場者とでは異なるっていう意識が欲しい。
何もヲタの存在を否定する訳ではない、ヲタ芸も振り真似も。だってどんなに背伸びしたって「アイドルのコンサート」だもんな。そこでモッシュやダイブが自然に受け入れられたのがメロンの凄い所だと思う。
そんな現象がこのセットだと起こりにくい。興奮は突然起こる物ではなく、昂るものだと思うから。

しかしそんな中「ガールズパワー」のフラッグパフォーマンスやソロコーナーが観客をダレさせない効果を発揮しているのはライブアイドルとしての力の賜物だろう。

メロンのライブは今までにも書いているが大きな「歓喜」を得るライブだ。過去のメロンの焦燥とそれに対する反発が当事者達と支持者によって爆発する「歓喜」。
しかし、「歓喜」は長く続かないのも事実。
実は最近のメロン楽曲を強く否定できないのもここにある。
無理にでも「This is 運命」路線を外れようとする姿勢が次ぎなる目標を見据えているともとれない事は無いからだ。
このように色々考えさせられるいい経験となった私にとってのボーナスな体験だった。