ドカベンスーパースターズ編・開幕戦を終えて
松山坊ちゃんスタジアムで行われたパ・リーグ開幕戦。
東京スーパースターズ対四国アイアンドックス戦
おい、シーズン中盤のこの時期に開幕戦だとかぬかしやがってどういう訳だと思うかもしれませんがまあ漫画の話。
巷ではメガネ髭野球バカとして通っている水島新司御大の最新作。
「御大」と言う言葉を付けていいのは水島先生とつんく♂だけ(ジャンプ風に)
なにしろやりたいようにやっているから。
自己満足だとかのレベルを超えている。
事の始めはドカベンプロ野球編で山田達元明訓ナインがFA権を取得した事にある。
まあ、最初の内は「山田が横浜ベイスターズに入団するのでは」という伏線が張ってあって、伊集院光との対談を収めた「球慢」でも伊集院が話を振る前からその事について自分で勝手に話初めっちゃってるし。(山田の母校、明訓高校は横浜、ベイスターズは谷繁が抜けて捕手層が薄いとか語ってました)
でも、どうしようかと考えていたある日、気が付いちゃったんでしょうね
「パ・リーグに明訓だけのチーム作ればいいじゃん」
って。そうすれば相手のチームもそれ相応のチームが必要だからそれぞれ色々な球団に残っている明訓のライバルだけを集めてもう一つチーム作ろうって。
そう言う訳で「崖渕総裁」とかいうあり得ない程の権限を持ちながらもいままで全く登場しなかった、新キャラを登場させて勝手に作っちゃったんですよ。
山田達が移った理由は「山田と一緒にプレーしたい」とかいったどうでもいい理由だし、ライバルとなるアイアンドックスにライバルたちが集結した理由も「山田を倒したい」とかいう何度も聞いた理由。
で、マドンナとかいう正岡子規の子孫という設定の女プロ野球選手とか猿の選手「猿渡猿」とかいう選手が登場したり、プロ野球編では登場しなかった高校野球編でのチームメイトやライバルたちが集まってなんとか開幕戦スタート。
これが長い、メチャクチャ長い。先々週にやっと終わった。
スーパースターズは先発・里中
アイアンドックスは不知火
こんなに引っ張りながらも結局はスーパースターズが勝っちゃうし。
で、土門剛介っちゅう凄いピッチャーがアイアンドックスにはいるんですけど、彼の投げた試合は一コマで済ませちゃう強引っぷり。(土門は勝つんだけど・・・)
回幕三連戦の内ニ試合は二コマで済ませちゃって、次は早速岩鬼のいたダイエーとスーパースターズが対戦らしいです。
ま、現実では二つのチームが合併するとか最大の権力を持った人間が潰されたりしてるのに。
でも、それってカッコイイんじゃねえ。
増やしたほうが面白いじゃんっていうのを態度で示しているし、それをこういう事態になる前からやってるってのが凄いよ。
つんく♂もそうで「増やしましょうか」的なのりでモーニング娘。をここまでにしたのは凄い。
水島先生もドカベンをもう何十年とやって来て飽きられもしただろうけどまだ動くのをやめていない。モーニング娘。もかつての生彩を放ってはいないけどかたくなにペースを守っている。(後浦なつみとか美勇伝とかさ)
その出来栄はパッとしないかもしれない、もう飽き飽きしてるかもしれない、でもこういう人のやりたい事って一生完結しない物なのかもしれない。
だから自分で完結をつけるしかない。
おれはまだ完結させないよ。
何故?って。
暇だからさ。