ラッキー7ストライキ

いつも読んでるテレビの土踏まずの今回のオーディションに対する記事がキテますね。
やっぱり自分の意見らしい物ってああいう形で表現しないといけないなあ。

自分なりに二つを同時に言及すると頑張ってみますけど。

よくこういう自体(どちらも)で「御偉い方の金儲けの道具にしかなってないのか!!!」みたいな意見がありますよね。
私はこういう事は全面的に肯定できないんですよね。でもそういう感情が無い訳でもないんですが。

プロ野球選手もハロプロメンバーもプロである以上金儲けの道具なんですよね。

問題は指摘されている「御偉い方」がプロじゃないってことなのではないかと。
選手の技術は年々レベルアップし、今年はイチローメジャーリーグでシーズン最多安打を取る勢いなのに未だにフロントは困ると選手の意見でもファンの意見でもなく「読売新聞社」に向かい、球団の元オーナーの意見を仰ぎに行っている。

一方のハロプロはなっちの卒業発表辺りから不穏な動きを見せる。
ハロプロライブの映像での発表。しかもハロプロコンサートでの卒業。モーニング娘。の顔であったなっちがハロプロメンバーとして卒業するのだとも受け取れる。(あやっぺもハロコンで卒業だったらしいけど、こっちは結婚とかの後の出来事を考えると、これはこれで正解だと)
しかも肝心のラストステージはただ「なっちが卒業するという事実を受け止める」だけの物でしか無かった。

次は辻加護の卒業。
二人同時ってのは良いとして、またもハロコンでの卒業。
いい加減にして頂きたい。
4期メンによる「娘。ルネッサンス」(俺の造語)の功績は大きいし、俺にとって二人も娘。として卒業して欲しかった。
Wがいいものになりそうだったから未練こそそこまでなかったが、ベストではないことに違いなかった。
かといってベターかといえばそうでもない。
卒業してしばらくWをあたためることは出来なかったのか、娘。コンで卒業できなかったのか・・・
ハロコンである事を活かし卒業と同時にデビュー発表とステージデビューとか憎い事をできなかったのか?

そして、「あな真里」での圭織と梨華ちゃんの卒業発表。

なんだかなあ、あまりにも予想できる展開でして。


減らすから増やす。増やすから減らす。


単純すぎるんじゃないか。
単純なのは多いに結構だけど、もっと単純な中に凝縮された何かがこれまでのハロー!にはあったんじゃないか。少なくともリアルタイムではチラッとしか観た事の無い「ASAYAN」ではそんなのがあった。

「増やしましょうか?」

その言葉の面白さを十ニ分に提供してくれた。

ハロー!のメンバーもプロ野球選手も「プロ」であるならば、それらの上に立つ人間は「プロの魅力を引き出すプロ」「プロを管理するプロ」・・・で無くてはならないと強く思う。

水島新司著『光の小次郎』(ISBN:4062602008)という漫画がある。
この漫画は他の著書『ドカベン』『男どアホウ甲子園』等以上に作者の強い思いや挑戦の姿勢が見える。
第一巻の冒頭の文を抜粋することで上の思いを切に伝えたいと思う。

―野球―
わずか一万四、五千平方メートルのグラウンドの中で男たちは栄光をめざし、血と汗を流して自分の限界を乗り越えようと明日に挑む

 グラウンドは男たちの聖地である
 野球がひとつの企業になりつつある今日
 その聖地に影を落とす幾多の問題点がある
  ―しかし野球人の死に場所はこの聖地なのだ
   
 私には恵まれた体力も 若い筋肉もない・・・・だが「こうありたい」と願う野球人の心を描き出す一本のペンがある

娘。と置き換えてもらってもかまわない。このような思いがいい物をつくると私は信じている。